この記事は Google Tag Manager Advent Calendar 2018 - Adventar 7日目の記事です。
サブタイトル "GTMのnoscriptの有効性について"
結論
以下の条件を満たすことでSearch Console(旧ウェブマスターツール)の所有者認証をGTMコンテナスニペットで行うことができます。
- GTMコンテナの読み取り以上の権限を有していること
- GTMのnoscriptで挟まれているbody直後に設置するよう指示されているタグ(以下noscriptタグ)がトップページのbodyタグの直後に記載されていること
- トップページがSearch Consoleからの読み取りを許可されていること
詳細
Search Consoleヘルプに記載されていますが、サイトの所有権の確認はGTMのコンテナスニペットを用いて行うことができます。
GTMを動作させるだけであれば、noscriptタグを設置する必要は実質ありません。
Javascriptが動かない環境へのサポートとして提供されているのがnoscriptタグです。しかし、2018年11月末においては実際にブラウザのJavascriptサポートを切った状態でアクセスしても、カスタム画像以外のタグが発火している様子は確認できません。よって、Javascriptが拒否されている環境のサポートを切ってもGTMによるアクセス解析への影響は微々たるものであると考えられます。
とはいえ、ツール提供者側は設置を推奨しておりますので、特に回避する理由がなければ設置することをオススメします。
明確なデメリットとしてあげられるのが今回記述したSearch Consoleへの認証です。こちらについてはnoscriptタグを読み取っているため、noscriptタグがbody直後に存在しない場合はGTM経由による認証を行うことができません。
トップページとは
SearchConsoleに登録するURLをトップページと呼びました。そのままのURLにアクセスできる必要があります。
登録したいURLがhttps://example.com/であるのに対し、当該URLがhttps://example.com/ja/ 等にリダイレクトがかかっている場合は、GTMのコンテナスニペットでは認証できません。
その場合はメタタグやGAのタグでの認証も不可能ですので、HTMLファイルのアップロードやTXTレコードによる認証を行う必要があります。