ネタを思いついたので Google Tag Manager Advent Calendar 2018 - Adventar 10日目の記事です。いまだお一人様。
Google広告のタグを設定する
この記事では、代理店からもらったタグがコンバージョンIDとラベルの組ではなく、直接HTMLファイルに追加する形式のJavascript形式タグ、つまりグローバルサイトタグとイベントスニペットであった、などの場合の読み替え方法を紹介します。
現在Google 広告のコンバージョントラッキングタグタグは現在グローバル サイトタグとイベント スニペットに分かれており、グローバル サイトタグはリマーケティングタグを兼ねるようになりました。
コンバージョン トラッキングの管理画面上ではタグの設置方法を選ぶことができます。「Google タグマネージャを利用して設定する」という選択肢がありますので、普通に自身で運用しているアカウントのタグをGTMで追加したい場合は迷うことはないはずです。たぶん。
本記事内でのダミーのタグはこちらのヘルプより引用しています。この記事読むよりヘルプ見るほうが早いです。たぶん。
support.google.com
グローバルサイトタグの設定方法
グローバルサイトタグは以下のようなタグを指しており、リマーケティングタグとコンバージョンリンカータグの両者の振る舞いをします。
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Ads: 123456789 --> <script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=AW-123456789"></script> <script> window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'AW-123456789'); </script>
"gtag/js?id=AW-123456789"の数字部分、およびgtag('config', 'AW-123456789');のAWから始まる部分の数字列は同一のものとなっています。
GTMで設定する場合は、リマーケティングタグとコンバージョンリンカータグの両者を設定します。
リマーケティングタグは「コンバージョン ID」をグローバルサイトタグ内の数値列に設定します。コンバージョンリンカーのタグはそのまま追加します。
今回例示しているタグの場合は特に指定不要ですが、クロスドメイン設定が指定されている場合はGoogle アナリティクスと同様にドメインをカンマで区切る形で追加します。
クロスドメインは以下のような形でconfig行の上にset行が追加され、linkerとdomainsを指定することで設定されています。
gtag('set', 'linker', {'domains': ['landing-destination.com', 'conversion-destination.com']});
もしくは以下のようにconfig行に直接追加されることもあります。
gtag('config', 'AW-123456789', {'linker', {'domains': ['landing-destination.com', 'conversion-destination.com']}});
リマーケティングタグもコンバージョンリンカーも、トリガーは基本的にAll Pagesでよいでしょう。
イベント スニペットはコンバージョン タグを設置するのみ
イベントスニペットの例は以下です。AW-〇〇〇はグローバルサイトタグのコンバージョンIDと同一のものとなっています。
<!-- Event snippet for Example conversion page --> <script> gtag('event', 'conversion', {'send_to': 'AW-123456789/AbC-D_efG-h12_34-567', 'value': 1.0, 'currency': 'USD' }); </script>
AW-〇〇〇/の後ろ"AbC-D_efG-h12_34-567"の部分は「コンバージョンラベル」、valueの"1.0"の数値はコンバージョン値、currencyの"USD"の文字列は通貨コードの指定となります。
上のイベントスニペットをGTMでコンバージョンタグとして設定した場合、以下のようになります。
コンバージョンタグのトリガーにはコンバージョンポイントを指定しましょう。